商品開発プロセスの疑似体験でスキルを習得しながらペットフードの基礎知識も身につく、全4回の実践型研修プログラム

ただいま新規の受付を中止させて
いただいております。
●ワークショップ概要
もし突然、貴社でペットフード事業の新規プロジェクトが立ち上がり、商品開発担当に任命されたら――どんな商品を作り、どのように開発を進めればよいのでしょうか。必要な知識や注意点は何でしょう。
本ワークショップは、まさにそんなシナリオをシミュレーションしながら、ペットフードの商品開発の進め方とペットフードそのものについて知識と理解を深めていく全4回(各2時間)のオンラインプログラムです。犬用ドライフードを題材に、講義に加えて演習・宿題やディスカッション、質疑応答を交えた実践的な内容が特徴です。
※本ワークショップは申込企業単位(参加人数5名以上10名以内)でオンライン開催します。
※本ワークショップではクライアント企業が抱える個別課題のコンサルティングは行いません。
●このワークショップで得られること
ペットフード事業の推進にあたり、次のような課題にお悩みではありませんか?
- 商品開発のノウハウがなく、何から手を付ければよいか分からない
- 栄養設計やAAFCO基準など専門知識を持つ人材が社内に不足している
- OEMによる製造委託を検討しているが、工場選定のポイントや交渉方法が分からない
- パッケージ表示や法規制への対応に自信が持てない
本ワークショップでは、こうした課題を解決するために必要な知識・ノウハウを体系的に学ぶことができます。例えば次のような成果が期待できます。
- ペットフードの市場戦略から商品開発プロセス、栄養基準、製造まで一貫して理解し、ペットフードに関する知識の底上げが図れます。
- 講義に加えて演習・宿題・ディスカッションを取り入れた実践的なプログラムで、学んだ内容を自社プロジェクトに即応用する力が身に付きます。
- AAFCOなど栄養基準や法規制のポイントを押さえ、安心して商品開発を進めるための基盤知識が得られます。
- OEM製造先の選定からパッケージ表示の留意点まで、商品化に必要な具体的ノウハウを習得できます。
●ワークショップの提供内容(全4回)
Day1: 市場戦略
ペットフード市場への参入戦略を学びます。マーケティングの基本フレームワークである4P(製品・価格・流通・プロモーション)を軸に、どんな商品を作るか(ドライフード、ウェットフード、おやつ等)、どこで売るか(自社EC、店頭、通販モール等)、いくらで売るか(内容量設定や価格設定、原価構造)、そしてどうやって作るか(自社生産かOEM委託か)といった事業戦略の立案方法を考えます。ケーススタディとしては「犬用ドライフード×ネット通販」の戦略例を検討し、市販ドライフードの「商品設計図」を作成する演習に取り組み、Day2以降の基礎を築きます。
Day2: 商品戦略(前編)
前回の宿題(商品設計図)を踏まえて、商品コンセプトや基本要件の整理、および商品ラインナップ戦略の検討を行います。犬のライフステージに応じた商品の設計思想や、それぞれのメリット・デメリットを学びます。また、栄養設計の基礎としてAAFCOの栄養基準を詳細に理解し、総合栄養食に求められる成分バランスについて考察します。さらに、ドライフードにおける添加物の役割について解説し、例えば食塩は必要か、栄養強化剤を使わずに総合栄養食は作れるか、酸化を防ぐにはどうするかといったテーマについて議論します。
Day3: 商品戦略(後編)
ペットフードの原材料選定にフォーカスし、生肉とミールの違い、グレインフリー・グルテンフリーの是非、穀物や大豆を使うべきか、ジビエ(野生肉)利用時の注意点など、近年の原材料を巡るトレンドや論点について考察します。さらに、競合商品に対する優位性となる「商品のウリ」(差別化ポイント)の作り方を検討し、自社商品の差別化戦略を練ります。講師解説や事例紹介を参考にしつつ、犬用ドライフードのレシピを設計する演習(宿題)に挑戦し、栄養バランスとコストを踏まえた商品開発を体験します。
Day4: 製造委託
ペットフードの製造委託(OEM)に関する知識を深めます。製造委託先の工場を選定する際に確認すべき要件や製造環境、原材料調達、衛生管理のポイントを学びます。また、ドライフードの製造方法として押出成形(エクストルーダー)とオーブンベイクの違いや、粒の形状・製造ロットによる制約について理解します。さらに、参加者が作成したレシピが実際に製造可能かどうか、栄養バランス・歩留まり・コストなどの観点から講師がレビューし、フィードバックを行います。最後に、委託製造の進め方の一例を紹介し、商品パッケージに記載すべき必須事項や表示ルール(書くべき情報・書いてはいけない表現)について確認します。
●ワークショップパッケージ料金
85万円 (全4回) 消費税別途
参加人数条件:5名以上10名以内
●講師プロフィール

荒木 孝信(あらき たかのぶ)
ペットフード事業コンサルタント/WAGWAG代表
佐賀県出身、早稲田大学政治経済学部卒、東京都在住
ペットフードに特化した新規事業創出、起業支援、事業改善サポートを行う専門家。
「ゼロから10億円を目指すペットフード事業構築ロードマップ」のノウハウによる異業種からの新規参入コンサルティングをはじめ、既存ペットフード事業者のマーケティング、商品開発、品質管理など総合的なコンサルティングサービスを提供しています。
- ペットフード業界実務経験20年: ペットフードの商品開発や事業戦略の構築、事業運営に長年携わり、ペットフード事業を知り尽くしています。配合設計から工場での大量生産、事業立ち上げまで幅広い経験があり、現場目線で実現可能な戦略立案が可能です。
- ヒット商品多数開発: 過去に開発を手掛けたペットフードブランドで売上数億円規模のヒットを複数創出しており、市場ニーズの捕捉力に定評があります。そのノウハウをクライアントに惜しみなく提供します。
- 80社以上の支援実績: OEMメーカー在籍時には80社超の商品開発を手掛け、異業種からのペットフード市場への新規参入もサポートしてきました。スタートアップから大手の著名企業まで幅広い企業規模・業種の支援実績があり、多様なケースに対応した引き出しを持っています。
- 専門人材の育成: ペットの食の専門家を育成する「ペットフーディスト養成講座」(主催:カラーズ・エデュケーション)の講師を務めています。わかりやすい指導と体系化された知識が、コンサルティングでも強みとなっています。
- 広告会社出身のマーケティング力: 広告会社でのマーケティング、プロモーションのプランニング、プロデュース経験がベースにあります。クリエイティブ視点とマーケティング戦略策定力を兼ね備えており、商品を「売れる形」にするプロでもあります。
「ペットフード商品開発ワークショップ」は、ペットフード開発のステップを学びながら貴社のプロジェクトスタッフの知識、スキルの底上げを力強く推進する研修プログラムです。ぜひ本プログラムをご活用いただき、ペットフードビジネスのさらなる成長を実現しましょう。